翁 譲
―ひとつひとつの物たち―

2019年
2月26日に始まった。
仙台ターンアラウンドで行った、私の個展。

2011年3月11日に地球で起きたでき事。
これまでに何度となく、起き、これからも何度起きるか分からないでき事。
その1つがこの日に起こった。2011年3月11日。
この日のでき事は、多くの人々の心の何かを破壊し、そして何かを形作った。

その一つがこの個展である。

破壊された物たちが私に形を作らせた。
仙台の地でその意味を考える15日間。


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撮影:伊藤トオル



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撮影:伊藤トオル


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撮影:伊藤トオル


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撮影:伊藤トオル



水は美しい
水は人の心の内側を見せる



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撮影:伊藤トオル



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撮影:伊藤トオル


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撮影:伊藤トオル


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撮影:伊藤トオル


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水は悲しい
水は人の心に涙の池を作る



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撮影:伊藤トオル


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撮影:伊藤トオル


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水はさみしい
水は人の心を乾いた砂でいっぱいにする



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撮影:伊藤トオル


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撮影:伊藤トオル



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撮影:伊藤トオル


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撮影:伊藤トオル



水はやさしい
水は人の心のそばにいて 心の形になる


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撮影:伊藤トオル



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撮影:伊藤トオル


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連れてこられた 物たちは
津軽三味線の音に何を思うか。
幸せだったころの故郷の風景か、
刺すように吹き付ける冷たい風や雪か、
人々の手のぬくもりや素朴な声か。

3月5日
小野越郎 来る、白石より。
津軽三味線の音の波が
激しく、そしてやさしく
人々の心を満たした。



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研生英午・小野越郎・翁譲


多くの方々に見ていただき、ありがとうございます。
この15日間は私の作家人生の中で、もっとも記憶に残る個展の1つになりました。

皆様ありがとうございました。




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